分娩前後の母豚への給餌

 Topigs Norsvinグローバル栄養サービスチームには、フィードスペシャリストが在籍しており、このチームのスペシャリストは、Topigs Norsvin最新遺伝子の潜在能力を最大限引き出すための栄養要求を考慮し、Topigs Norsvinユーザーだけでなく、飼料会社などにもアドバイスを行っている。

 現代母豚の栄養要求は変化し、飼料が切り替わるタイミング(妊娠舎から分娩舎など)では、今日より一層の注意を払う必要がある。

~分娩前後のTopigs Norsvin母豚への給餌に関するポイント~

1.必要不可欠な水はいつでも自由に飲めるようにしておく。飲水制限は便秘につながり、脱水症状や脱走にも関連して
  くる。

2.分娩予定日の5~7日前には分娩舎へ母豚を移動し、適切な量が摂食できているか確認する。

3.正しい摂食量の把握はとても重要である。高フィードカーブは、乳腺炎、子宮炎、乳汁分泌不全につながるおそれが
  ある一方で、摂食量が少ないと、便秘や分娩時間が延び、死産が増える結果を招くおそれがある。

4.可能であれば移行飼料(※)を使用する(分娩舎入室~分娩後2~3日まで)。移行飼料の使用が不可能ならば、妊娠期飼
  料と授乳期飼料の原材料は、同じ原料由来にし、スムーズな飼料の切り替えを図る。

 ※移行飼料・・・妊娠期飼料から高栄養の授乳期飼料への飼料切替え時に、食滞を起こさないよう、スムーズな切替えを
         させるための飼料
 →飼料移行時に食滞が起こると、乳汁分泌不全、乳腺炎、便秘などの危険性が高まる。便秘が発生し、産道が狭くな
  ると、分娩時間が延び、死産の増加にもつながるおそれがある。

5.良い移行飼料は、スムーズな移行のため、原材料だけでなく、適切な原料選択や電解質バランスにもフォーカスして
  いる。

Topigs Norsvin Japanー日の出物産株式会社

Share this post: