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初乳の重要性

梅雨の季節を迎え、温度と湿度のコントロールが難しくなってくる頃となりました。

皆さん、お加減はいかがでしょうか。

湿度が高いと体感温度も高まります。豚は勿論ですが、人も体調を崩しやすくなりますので体調管理にはお気を付けください。

さて、今回は初乳についての記事を皆さまに共有致します。

初乳の重要性については、重々承知のことと存じますが、目を通して頂けると幸いです。

良い初乳は子豚に長期的な効果をもたらします。

初乳はゴールデンミルクとも呼ばれ、母豚によって一番最初に生産される乳です。初乳は子豚が産まれてから24~36時間飲むことができます。

良質な初乳を十分飲むことができた子豚は生涯初乳の効果を受けることができ、健康的な豚に成長します。

なので、産まれた全ての子豚が十分な初乳を摂取することが非常に重要となります。

産まれた子豚が十分な初乳を飲むために重要となるのは母豚です。

初乳の機能

初乳は子豚が産まれてから数日間生き続けるために必要なエネルギーを含んでいるだけではなく、腸や呼吸器の病原体から体を保護する効果もあります。

また、免疫系の発達をサポートする抗体と成長物質が豊富に含まれています。

たんぱく質とホルモン:腸を含む筋肉組織や臓器の発達を促進します。

子豚の初乳摂取量

子豚の生存率を高めるためには、少なくとも200gの初乳を飲む必要がありますが、理想は300g以上です。

300g以上の初乳を飲むことができればそれ以降の成長を最大化するだけではなく、適切な免疫系統の発達にも繋がります。

初乳生産量について

残念ながら母豚の初乳生産量は、生きて産まれた全ての子豚に必要な最低200gの初乳を飲ませるのに十分な量を確保する事が出来ないことがよくあります。

多産系の母豚の場合、生きて産まれる子豚の数は近年増加しており、乳頭の多い豚を選抜することによって、より多くの乳首が利用可能になったという事実にもかかわらず、母豚当たりの初乳の量は増加していません。

母豚の初乳生産量は平均3-5㎏です。初乳の生産量は子豚の分娩数に関係なく、母豚ごとに1.5㎏から8㎏の差があります。

日の出物産株式会社 広報担当

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