ヨーロッパでは、去勢時の鎮痛処置を推進しており、スウェーデン、ノルウェー、スイスなど、すでに無鎮痛処置での去勢を禁止している国もある。
ドイツでは、鎮痛処置なしの去勢を違法とする法案が可決され、新法適用の移行期間が終了し、2021年1月1日より、法律によって無鎮痛処置での去勢が禁止されることとなった。それによりドイツの養豚事業者は、以下4つのいずれかの方法による去勢処置への対応を、法律で義務付けられるようになった。
◆イソフルランガスによる吸入麻酔
◆ケタミンによる注射麻酔
◆免疫学的去勢
◆未去勢のまま出荷
ドイツの養豚事業者は、麻酔による追加コストを負うこととなったが、約半数の農場が子豚の鎮痛去勢を選択している。今後この割合が増加していくことが、ドイツ国内で期待されている。
Topigs Norsvin Japanー日の出物産株式会社